CBNに気を取られている中、よもやのHHC!
5/21、福岡県薬務課麻薬係の買取調査で、業界最大級のCBDショップ『VapeMania(ベイプマニア)』のCBN製品3種からHHCとΔ9-THCが検出され、廃棄指示がくだされました。
THCはもちろん、HHCも2022年に指定薬物化。
天然由来のカンナビノイド商品に、半合成成分がなぜ紛れ込むのか?謎は深まるばかりです。
同社は「最終製品のCOA発行時点では検出なし、健康被害もない」と説明していますが、6/1にスタートするCBN規制目前でこの動き。
CBNを棚から撤去したところで、依然、どれだけ事前検査しても、突然の成分検出で廃棄→信用失墜の繰り返しリスクは消えず。
まさに地雷の中を歩かされてるようなもの。
これで業界が健全に育つのでしょうか?
ただ、同社のリリースで注目したいのは、単なる謝罪に終わっていない点。
制度改定の提言まで踏み込んでいます。
事業者が声を上げ、制度が変わる。
そのサイクルが機能してこそ、業界は健全に育ちます。
参考記事:【お詫びとお知らせ】一部製品廃棄のお願い、ならびに制度改定提言について(PR TIMES)
このニュースの関連用語解説
HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)
THCを化学的に水素添加して合成される半合成カンナビノイドです。天然の大麻植物に由来するCBDやCBNとは根本的に異なります。日本では2022年3月に薬機法上の指定薬物に指定されており、製造・輸入・販売・所持・使用のすべてが禁止されています。
COA(Certificate of Analysis / 成分分析証明書)
第三者試験機関が製品の成分・品質を分析した証明書で、CBD業界では安全性の基準文書として広く活用されています。ただしCOAが示すのは「特定のサンプルを特定時点で分析した結果」にすぎません。今回のように「COA発行時は検出なし、最終製品からは検出」という事態が起きる構造的な限界があります。
指定薬物
薬機法に基づき厚生労働大臣が「精神毒性を有する疑いがある物」として指定した物質です。指定されると製造・輸入・販売・所持・使用が禁止になります。HHCは2022年3月に指定薬物として指定。なおΔ9-THCは別途、麻薬及び向精神薬取締法(麻向法)上の麻薬として規制されており、より厳格な扱いを受けます。
よくある質問(FAQ)
Q. 今回の検出は、どのような調査で判明したのですか?
A. 福岡県薬務課麻薬係が実施した「買取調査」、いわゆる覆面的な市場抜き打ち検査です。行政が市場から直接製品を購入し成分を分析する手法で、事業者側には事前告知がありません。
Q. 合法製品にHHCが混入するのはなぜですか?
A. 原材料の汚染、製造ラインでの混入、原料調達先の品質管理の問題など複数の要因が考えられます。いずれも「天然由来・COA合格」という安全の証明だけでは防げないリスクで、業界全体の品質管理基準の見直しが急がれています。
Q. COAがあれば製品の安全は担保されますか?
A. COAは「特定サンプルを特定時点で分析した結果」にすぎず、全ロットの安全を保証するものではありません。製造ロット間のばらつきや原材料段階での汚染がCOA発行後に生じる場合があることが、今回の事例で改めて示されました。
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