大都市シカゴ、ヘンプ禁止で内輪揉め!
シカゴ市議会は1月21日、精神作用をもたらすほとんどのヘンプ由来製品の販売を禁止する条例を、32対16の賛成多数で承認しました。
4月1日から施行されるこの禁止措置ですが、飲料や外用クリーム、ペット製品などは例外とされています。
しかし、この決定に「待った」をかけているのが、ブランドン・ジョンソン市長。
市長は「禁止は闇市場を生むだけだろ!」と真っ当なツッコミを表明しており、拒否権をチラつかせています。
賛成派は「子供たちを守るため」とこれまた真っ当な反論。
連邦レベルでの規制強化を前に、市レベルでの意見対立が鮮明になった形です。
この「シカゴの戦い」の行方は、今後の米国の、ひいては世界の規制の方向性を占う上で、重要な試金石となるでしょう。
Chicago City Council approves ban on most intoxicating hemp-based products
このニュースの関連用語解説
精神活性ヘンプ製品
ヘンプ(産業用大麻)から抽出または合成された、「ハイ」になるなどの精神作用(向精神作用)をもたらす製品のことです。デルタ8THCなどが代表的です。2018年のアメリカ連邦法改正で「ヘンプ(THC 0.3%以下)」が合法化されましたが、その隙間を縫って、合法なCBDを化学変化させて精神作用成分を作る手法が広まりました。これらは現在、多くの州で「法の抜け穴」として問題視されています。
デルタ8 THC (Delta-8 THC)
今回の規制の主なターゲットとなっている、ヘンプ由来のカンナビノイドです。通常の大麻の主成分であるデルタ9 THCと構造が非常に似ていますが、精神作用の強さはデルタ9の約半分から3分の2程度と言われています。
編集長こぼれ話
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