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がん治療に新風?CBDが「遺伝子スイッチ」を操作

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CBD(緑のレーザー)がメラノーマ細胞(黒い塊)を撃ち砕くイメージ図。Phytomedicine掲載論文におけるアポトーシス(細胞自滅)のメカニズムを視覚化

CBDが「がん」に効くと言うと、すぐに怪しいセミナー商法と一緒にされますが、これはガチの研究です。

分子医学の査読付き医学誌『Phytomedicine』に掲載された最新論文によると、CBDが皮膚がんの一種である皮膚がん(メラノーマ)の進行を抑制するメカニズムが解明されました。

昆明医科大学の研究チームは、CBDがPPARγ(核内受容体)を活性化し、特定の遺伝子(LRSAM1)のスイッチを切り替えることで、がん細胞を自滅へ追い込むことを突き止めました。

マウス実験では、肺への転移も減少したとのこと。「痛みを和らげる」だけではなく、がん細胞そのものに働きかける可能性が示されたわけです。

もちろん、これを広告に使えば即・薬機法違反で逮捕です。

ですが、この知識は強力な「懐刀」です。「ただのオイルでしょ?」と鼻で笑う人を、理論で黙らせる日が来たのかもしれません。

Cannabidiol inhibits melanoma progression by regulating PPARγ-TET1 complex-dependent LRSAM1 demethylation

引用元:SCIENCE DIRECT(2026/1/1 6)

このニュースの関連用語解説

アポトーシス(Apoptosis)

細胞が自らプログラムされた手順に従って死ぬこと。「細胞の自殺」とも呼ばれます。怪我などで細胞が壊れる「ネクローシス(壊死)」とは違い、周囲に炎症を撒き散らさず、静かに消滅するのが特徴。

PPARγ(ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体ガンマ)

細胞の核内にある受容体(レセプター)の一つ。通常は脂肪細胞の分化や糖代謝に関わっていますが、活性化すると「抗腫瘍作用(がんを抑える力)」を発揮することが知られています。CBDがカンナビノイド受容体(CB1/CB2)だけでなく、このPPARγにも直接働きかけるという事実は、CBDの多面的な薬理作用を示す重要な証拠です。

編集長こぼれ話

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