CBD・大麻業界ニュース

アメリカ麻薬取締局、HHCを即日「麻薬」認定。パブコメもなし

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
古典的な石造りの荘厳な建物の大きな木製扉から、鮮やかな緑色の煙が勢いよく噴き出している

「ヘンプ由来だから合法」論法に、終止符が打たれました。

『アメリカ麻薬取締局(DEA)』は5/4、ヘキサヒドロカンナビノール(HHC)に専用のSchedule Iコード(7220)を付与し、即日発効させました。

パブリックコメントなしの電光石火の動きです。

HHCは、日本でもかつて流通した半合成カンナビノイド。

ヘンプ由来CBDを化学的に水素添加して生成される成分ですが、DEAは「CBDを化学反応させた時点で、それはもう農業法のヘンプの定義から外れとんねん!」と明言しています。

日本でも合成カンナビノイドは健在で、現在、人気なのはHHBDやH4CBH。

これらは構造式やCAS番号未確認成分で、流通上の通称とされますが、厚労省が『DEA』と同じ理屈を振りかざせば、一発退場の可能性もあります。

The DEA Says HHC Was Always Illegal. Now It Has The Schedule I Code To Prove It.

参考記事:High Times

このニュースの関連用語解説

HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)

大麻草由来のCBDまたはTHCに水素添加(水素化)することで生成される半合成カンナビノイドです。THCに近い構造を持ち、向精神作用があるとされます。日本でも一時期「ヘンプ由来で合法」として流通しましたが、2022年以降、指定薬物への追加が進みました。

Schedule I(スケジュールI)

米国の薬物規制法(CSA)における最も厳格な規制区分。「医療用途がなく、依存性・乱用リスクが高い」とされる薬物が指定されます。大麻やヘロインが同区分に含まれており、製造・所持・販売は連邦法上、原則禁止です。

半合成カンナビノイド

天然の大麻成分(CBDやTHCなど)を出発物質として、化学反応により構造を変化させた成分の総称です。HHCのほか、THCO、HHCOなどが知られています。「天然由来=合法」という論法が使われてきましたが、DEAは化学変換後は農業法のヘンプ定義から外れると明言しており、今後の規制強化が予測されます。

よくある質問(FAQ)

Q. HHCは日本でも違法ですか?

A. HHCは日本では2022年以降、指定薬物として順次規制が進んでいます。ただし類似の半合成カンナビノイド(HHBDやH4CBHなど)は個別に指定が必要なため、成分ごとに最新の厚生労働省告示を確認してください。

Q. 日本国内のCBD製品はこの影響を受けますか?

A. 純粋なCBDを使用した製品への直接の影響はありません。ただし、CBDを原料として化学変換したHHBDやH4CBHなどの成分を扱う事業者は、今回のDEA解釈を踏まえた法的リスクの再評価が必要です。

Q. パブリックコメントなしの即日規制は法的に問題ないのですか?

A. DEAはHHCが既存のSchedule I規制の対象内であったと解釈しており、今回の措置は「新たな規制」ではなく「コード付与による明確化」と位置づけています。この解釈の妥当性については業界団体・法律専門家の間で議論が続いています。

編集長こぼれ話

メルマガ登録者限定の閲覧となります。

    • このエントリーをはてなブックマークに追加