CBD・大麻業界ニュース

ソーセージの隣に大麻の種。ドイツのスーパーが「普通」を更新した

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スーパーマーケットのセルフレジで、ヘンプシード(麻の実)のパッケージをスキャンしている女性。手元にはヨーグルトやパン、バナナなどの食料品が並んでいる。

「今夜はソーセージに…ついでに大麻の種も」そんな声が聞こえてきそうな事態が、ドイツで起きています。

大手スーパー『Netto』255店舗で今月から、大麻の種子「Gutmut Saatgut(良い種。ネーミングの直球具合もたまりません)」の販売が始まりました。

2024年4月の合法化で自家栽培(3株まで)は解禁済みですが、完成品の商業販売はまだ準備段階。

「種から育ててください」がドイツの現在の最適解です(DIY精神!)。

牛乳、卵、大麻の種をカゴに放り込み、何事もなくセルフレジをピッ。

もはやレジ横の『HARIBO』と同じ扱いです。

日本でこの光景が普通になるより先に、世界標準は動き続けています。

BvCW: Cannabis Seeds In German Grocery Stores Is A Milestone

参考記事:ICBC(International Cannabis Business Conference)

このニュースの関連用語解説

CanG(Cannabis-Gesetz)

2024年4月1日に施行されたドイツの大麻合法化法。18歳以上の成人が3株までの自家栽培と25gまでの所持を個人使用目的に限り合法とした。一方、商業的な完成品販売(アダルトユースカナビスストア等)は別途整備が必要で、本記事時点では段階的な解禁が続いている。

Netto(ネットー)

ドイツ国内に約4,300店舗を展開するディスカウント系大手スーパーマーケットチェーン。EDEKAグループ傘下。今回は全国255店舗で大麻種子の販売を開始し、「スーパーで買える」という象徴的な流通モデルを打ち立てた。

BvCW(ドイツ大麻産業協会)

Bundesverband Cannabis Wirtschaftの略。ドイツの大麻関連事業者・業界団体を束ねる組織で、規制整備への提言や市場動向の発信を行う。今回のNetto販売開始を「マイルストーン」と評し、国際的な業界メディアICBCを通じて発信した。

よくある質問(FAQ)

Q. ドイツでは大麻の完成品(花・オイル等)もスーパーで買えますか?

A. 現時点では買えません。2024年4月の合法化で自家栽培と種子販売は解禁されましたが、完成品の商業販売は別の法整備が必要で段階的に進行中です。今回のスーパー販売はあくまで「種子」の流通であり、完成品流通はまだ準備段階です。

Q. ドイツの合法化モデルは他のEU諸国にも広がっていますか?

A. 波及は始まっていますが、一律ではありません。チェコやオランダなど独自路線をとる国がある一方、EU規制との整合性を理由に慎重な国も多い状況です。ドイツの今回の動きは「大手流通が乗り出した」という点で業界内の注目度が高く、他国への影響が注視されています。

Q. 日本で大麻の種子を所持・販売することは現在合法ですか?

A. 発芽能力のない種子(殻だけ)であれば、現行法上の大麻取締法の規制対象外とされてきた経緯がありますが、2025年の法改正後の扱いは慎重な確認が必要です。事業目的での取り扱いは必ず専門家に確認してください。

Q. 「3株まで自家栽培可」というルールで、ドイツ市民は何を育てているのですか?

A. 法律上は個人使用目的の大麻植物(Cannabis sativa L.)を3株まで栽培できます。種子販売の解禁と組み合わさり、家庭での栽培キット的な需要が生まれています。ただし栽培した大麻を他人に譲渡・販売することは禁じられています。

編集長こぼれ話

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