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向精神性ヘンプ製品をコンビニから追放!6,000社を直撃するオハイオ州で新法施行

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向精神性ヘンプ製品が撤去された空のコンビニ棚のイメージ、オハイオ州新法施行を象徴する

ガソリン補給のついでにTHCグミを1袋。

オハイオ州が「さすがにそれは」と踏み切りました。

3月20日に上院法案『SB56』が施行。

デルタ8THC・THC飲料・グミなど向精神性ヘンプ製品の販売を、州認定ディスペンサリーのみに限定。

6,000社超が棚を空にするか廃業かの判断を迫られました。

住民投票での阻止を試みたグループも、署名不足で断念。

あいまいな規制の抜け穴で市場が育った後、規制が入り、やり直し。

どこかの日本とかタイとかいう国でも見られる、見慣れた光景です。

「合法の隙間」を足場にした事業は、規制の波に飲まれる前提で設計し直す必要があります。

New Ohio law banning intoxicating hemp products, THC and CBD beverages takes effect

参考記事:Ohio Capital Journal

このニュースの関連用語解説

デルタ8THC(Delta-8 THC)

大麻草に微量含まれるカンナビノイドで、向精神作用を持つデルタ9THCの類似化合物(異性体)です。2018年農業法でヘンプ由来成分の規制が緩和された後、法的グレーゾーンとして市場が急拡大しました。日本では指定薬物または大麻取締法の対象となり得ます。

ディスペンサリー(Dispensary)

州から認可を受けた大麻・ヘンプ製品の専門販売店です。年齢確認・在庫管理・販売記録など厳格な要件が課され、誰でも開設できる一般小売店とは参入・運営コストが大きく異なります。今回のオハイオ州法ではこの形態のみに向精神性ヘンプ製品の販売が限定されました。

向精神性ヘンプ製品(Intoxicating Hemp Products)

農業法上のヘンプ(THC0.3%以下)由来でありながら、デルタ8・HHC・THC-Oなど向精神作用を持つ化合物を含む製品群の総称です。2018年農業法制定後に規制の抜け穴として急成長しましたが、今回のオハイオ州法のように「ヘンプ由来でも向精神性があれば規制対象」とする動きが各州で広がっています。

よくある質問(FAQ)

Q. 日本でデルタ8THCなどヘンプ由来向精神性製品を販売することはできますか?

A. 日本ではデルタ8THCは指定薬物または大麻取締法の対象となり得ます。海外でグレーゾーンとされていた製品でも日本国内では違法となる場合があるため、販売前に必ず法務確認が必要です。

Q. 今回のような規制強化は、他の州でも起きていますか?

A. はい。米国では複数の州がデルタ8THCなどヘンプ由来向精神性製品に独自規制を導入しています。連邦レベルの統一基準がないため、州ごとに規制内容が異なり、事業者は展開州ごとの確認が不可欠です。

Q. 「合法の隙間」製品を扱う事業者はどのようなリスクを想定すべきですか?

A. 規制変更を前提に事業を設計することが重要です。在庫を過剰に抱えない・参入コストを抑える・規制強化後も転換できる製品ラインを持つなど、常にリスク分散の視点が求められます。

Q. 日本でも同様の「グレーゾーン一掃」は起こり得ますか?

A. 十分あり得ます。CBNの指定薬物指定をはじめ、日本でも規制の隙間を突いた製品が市場拡大後に規制されるパターンは繰り返されています。オハイオ州の事例は先行指標として注目すべきです。

編集長こぼれ話

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