たった33万円!
逮捕されて、拘留されて、うつ病になって、裁判して、やっとの思いで勝って、たったの33万円!
2021年5月、東京藝術大学卒のアーティスト・NAMICHIEさん。
合法なCBDを持っていただけで、大麻所持で逮捕されました。
理由は、警察の簡易検査が「クロ!」って叫んだから、それだけです。
精密検査したら真っ白で不起訴ですが、もう遅い。
うつ病を発症し、心はボロボロ、人生はめちゃくちゃです。
その後、2024年2月、東京地裁がようやく「逮捕・拘留は違法」と認定しました。
決め手は、スマートフォンの映像で、警察がどんな適当なことしていたか、しっかり残っていました。
これが日本のCBD規制の現実。
合法であることと、「合法だと証明できる」ことは、まったくの別物なのです。
消費者が誰でも直面しうるリスクだからこそ、CBD扱う側に必要なのは、COAの携帯、正確なラベル、販売時のガチ説明です。
残念ながら「合法だと証明できる準備」を時間とコストをかけて、そろえておくしかありません。
CBDを大麻所持と疑われ 警察の不当逮捕で国と闘うアーティストの告発 映像が証拠に
このニュースの関連用語解説
COA(Certificate of Analysis/成分分析証明書)
第三者の検査機関が発行する成分分析証明書です。CBD含有量・THC含有量・重金属・農薬残留などの検査結果が記載されています。日本では法的な携帯義務はありませんが、「合法であることを証明する」現実的な手段として、事業者・消費者ともに携帯が推奨されています。
簡易検査と精密検査の違い
警察が現場で使う簡易検査は数分で結果が出る一方、偽陽性(本来は陰性なのにクロと出る)のリスクがあります。精密検査はガスクロマトグラフィー等の機器分析で行われ、法的に有効な結果が得られます。今回の事案は簡易検査の限界が引き起こした冤罪ケースです。
国家賠償請求
公務員の違法行為によって損害を受けた場合、国または地方公共団体に損害賠償を求める制度です(国家賠償法第1条)。今回のケースでは東京都を相手取り提訴し、東京地裁が逮捕・拘留を「違法」と認定、33万円の賠償が命じられました。
よくある質問(FAQ)
Q. 警察の簡易検査が間違えることは珍しいのですか?
A. 簡易検査は偽陽性が起こりうることが専門家にも知られています。ただし現場では迅速な判断材料として使われており、今回のような事案はCBD普及に伴い今後も起こりうるリスクとして業界全体で認識する必要があります。
Q. CBD製品を持ち歩く際に、何を準備しておくべきですか?
A. 購入した製品のCOA(成分分析証明書)を携帯しておくことが現実的な対策です。あわせて製品パッケージに記載された成分表示が正確であることを事前に確認しておくことが重要です。
Q. 事業者が取るべき対策は何ですか?
A. 販売製品のCOAを常に最新状態に保つこと、製品ラベルへの正確な成分表示、販売時に消費者へ合法性の根拠を説明できる体制の整備が求められます。消費者トラブルは事業者のブランド毀損にも直結します。
Q. 今回の裁判の判決は業界にどんな意味を持ちますか?
A. 「逮捕・拘留を違法」と認定した判例として、CBD事業者が行政対応や消費者説明において根拠として参照できる事例になります。同時に、合法性の証明責任が事実上の事業者・消費者側にあることを改めて示した事案でもあります。
編集長こぼれ話
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